朝生「日本のプロ野球は滅亡する」を見て
2004年8月3日
宇佐美 保
先月(7月)末のテレビ朝日の番組「朝まで生テレビ“日本のプロ野球は滅亡する?!”」を見て、がっかりしました。
しかし、日本一の名捕手でありプロ野球選手会会長の古田 敦也氏、お一人が立派なのが救いでした。
その番組の出席者は、上記番組のホームページをコピーしますと、次の通りでした。
司会: |
田原 総一朗 |
パネリスト: |
江本 孟紀(プロ野球解説者) |
この中で、政治評論家の三宅久之氏は、近鉄バッファローズを購入しようとしているライブドア社堀江 貴文氏(Tシャツ姿)に向かって
“あんた今下着姿できているけどね、こういう処にみんなネクタイ締めている時に、そういう形してきて違和感ないの!?恥ずかしいと思わないの、そういうところ社会的センスがないんだよ。だから、ナベさんにそういわれるんだよ。” |
と声を荒らげました。
ところが、プロ野球解説者江本 孟紀氏のオレンジ色の開襟シャツ姿に対しては、
“江本さんは昔から変わり者だから” |
と肯定しているのです。
少なくとも、真夜中での3時間にも及ぶ生放送で、自由討論するのであれば、服装はラフな姿が当然とも思えます。
ネクタイ、スーツ姿の方が異常です。
勿論、三宅氏の見解は、プロ野球のオーナー達に面会しようとする際の、堀江氏のラフな服装に関しての苛立ちでもあったのでしょう。
その意味からも、Jリーグなどのコンサルトをしている経済産業研究所上席研究委員の広瀬 一郎氏は、
“プロ野球はトラディショナルな産業でもあるのだから、それなりの服装が望ましい” |
と堀江氏に発言しました。
ところが、司会の田原氏は、
“ニュースステーションの久米宏氏も、報道ステーションの古舘伊知郎氏もネクタイをしていない” |
と堀江氏に手を差し伸べていました。
なのに三宅氏は、
“俺はそんな番組は見ていないから関係ない” |
と訳の判らないことを又ほざいていました。
私は、ビル・ゲイツ氏や、堀江氏のような先端産業をリードする人物達が、従来のシステム(服装も含めて)に囚われることは、それだけ彼等の発想の自由度を制限してしまうとも存じます。
(只、欲を言えば、堀江氏は、ビル・ゲイツと同じTシャツではなく自分に合致した独自のファッションを創造すべきと存じます。)
先端産業に従事するか否かの問題はさておいて、「スーツとネクタイで礼儀に適う」とする三宅氏的発想に、私は異議を申し立てるのです。
今回の「朝まで生テレビ」に出席された方々の、スーツ、ネクタイ姿が、その人なりに似合っていると思えた方が一人もいませんでした。
(綺麗なオレンジ色の開襟シャツの江本氏、只一人の女性出席者のタレント,作家遙 洋子氏のノースリーブ姿に好感を抱くことができました。)
公の場に立つ、重要人物達の服装が、「スーツとネクタイであればOKである」という常識こそが、異常ではありませんか?
オーケストラの指揮者の小沢政爾氏は、従来の指揮者の制服でもあった蝶ネクタイ燕尾服を拒絶して、タートルネックシャツ指揮していました。
彼の恩師でもあった今は亡き世界最高の指揮者カラヤン氏も自己の服装を開拓していました。
(しかし、残念なことに、世界一の伝統を誇るウィーンフィルの常任指揮者に任命されて以来、小沢氏の服装がいわゆる伝統的な服装に回帰してしまったようなのが残念でもあります。
この点はまだまだ、カラヤン氏程の力量に到達していない所以でしょうか?)
ですから、この服装の面から、久米氏や古舘氏は大変立派だと思います。
そして、又、長嶋茂雄氏の服装は、ネクタイ姿の時もそれ以外の時もとても格好良く感じました。
こういう点を斟酌出来ずに喚き散らす三宅氏の人間性を私は疑うのです。
三宅氏と同じ政治評論家であっても、森田実氏は、テレビの画面に和服姿で登場します。
私は、和服姿の森田氏に好感を抱いております。
さらに三宅氏が、読売新聞の社長(巨人軍オーナー)の渡辺恒雄氏(以下ナベツネ氏と表記致します)の手紙を読もうとした際、プロ野球経営評論家の坂井 保之氏が異議を唱えると
“あんた!ナベツネの意向を無視して出来るのかよ!” |
と本心剥き出しにして怒鳴りました。
(この三宅発言は、プロ野球界がナベツネ氏によって支配されている現状を如実に示しています。)
そして、ナベツネ氏の発した古田選手への「古田君はバカ」とか「無礼な!たかが選手の分際でオーナーと話をしたいとは」等の発言に対して、三宅氏は次のように弁護していました。
“渡辺さんも、記者時代取材に苦労してきたから、(取材記事の不足に)困った時のナベツネ頼みに対する、番記者へのリップサービスとして発言しているのだけであって、彼は本当は優しい人なんだ” |
と。
しかし、優しい人ならこんな発言を立派な古田氏(今回の番組中での発言も実に立派でした)に発するのは失礼ではありませんか!?
彼には、家族も居られましょう。
古田氏への暴言は、古田氏のご家族への暴言でもあります。
優しい人と云うことは、多くの人達への思いやりの心を持てる人ではありませんか!?
そして、不思議なことにこの公私ともに御立派な古田選手はアテネオリンピックの野球チームに選ばれていないのです。
おかしくはありませんか!?
なにしろ、三宅氏ご自身が他人への思いやりの心が一番欠如しているのですから、困ってしまうのです。
テレビ朝日の「たけしのTVタックル」でも、同席者を大声で罵倒しています。
経済アナリスト(UFJの研究所の部長さん)森永卓郎氏に対して、“ぽん助!”と呼び捨てています。
森永氏が嫌がっていても、“ぽん助”呼ばわりを続けています。
ぽん助を『日本国語大辞典(小学館)』でひけば「あほう、ばか、まぬけ」との意味が出てきます。 |
(三宅氏の森永氏への暴言は、森永氏のご家族への暴言でもあります。)
こんな三宅氏の態度は、堀江氏のTシャツ姿よりもずっと下劣です。
何故こんな卑劣な人物をテレビは出演させるのでしょうか!?
(たとえ視聴者が、三宅氏を支持しようと、心あるテレビ局のスタッフなら三宅氏の出演に疑いを持つはずです。)
それなのに、番組早々に三宅氏に怒鳴りつけられた田原氏は、
“渡辺さんは、あえて悪役を買って出ているのだろう” |
とか、
“渡辺さんは真剣にプロ野球のことを考えていると思う” |
等と、番組冒頭に怒鳴りつけられた三宅氏へ「ヨイショ」していました。
それでも、
“「プロ野球のオーナー代表達の中で、プロ野球を理解出来、又、その未来を慮っているのが渡辺氏だけである」のが現状と思う。 しかし、渡辺氏亡き後は、渡辺氏の後継者をどうするつもりか? 三宅さん聞いておいて貰えますか?” |
旨の精一杯の皮肉(?)を発していました。
何を二人は寝ぼけているのですか!
古田氏の方がナベツネ氏よりずっと立派ではありませんか!
古田氏が現役引退後に、プロ野球のコミッショナーに就任されたら良いのです。
おかしいではありませんか?!
何故田原氏迄が、「ナベツネ氏はプロ野球全体を慮る人」と擁護するのでしょうか?
私には、ナベツネ氏はプロ野球全体ではなく、「巨人軍」だけの発展を慮ってきたのではありませんか!
そのとばっちりを受けて、パリーグはすっかり沈滞してしまったのではありませんか!
米大リーグでは、各チームの戦力均衡を図るの事を第一義として「ドラフト制度」の指名順序は、第1巡目は、(前年度)下位球団からとなっていますが、日本のドラフト制度に関しては、ホームページ『ドラフト制度の変遷』を参照させて頂きます。
(http://home.a07.itscom.net/kazoo/draft/hensen.htm)
2001年〜 自由獲得枠 通常指名 |
如何でしょうか?
これでも日本の場合は改善されてきたというのです。
それにしても酷いではありませんか!
少なくとも、米国では、弱小球団が、優先的に、めぼしい選手を獲得出来ます。
一方、日本では、人気のあるチーム、お金のあるチーム(勿論、その代表は巨人軍)が有望選手を少なくとも二人がっちりと確保出来るシステムとなっています。
FA制度に関しては、次のホームページ『ドラフト制度の現状と問題点』が、私には大変参考になりました。
(http://popup7.tok2.com/home2/miokei/draft.html)
このページから少し抜粋させて頂きます。
<FA制度とは> FAは選手と同時に巨額の金が動く。野球協約によると、FAを獲得した球団は、旧球団に年俸分の金額に加え、選手または年俸の50%に当たる金額を補償しなければならない。落合博満選手の場合、巨人は金額補償を選んだ中日に対して推定で年俸2億5000万円の1.5倍の補償金を払った。さらに巨人は推定で年俸3億7000万円で契約。結局、落合選手一人の移籍で約7億5000万円の金が動いたことに。 |
更に、このページでは次のように書かれています。
<FA制度改革案> ・短縮化(大リーグは6年。選手会は7年を提示)…選手寿命を考えても、9年ではなく大リーグのように6年にしてはどうか。 |
これらの制度改革を、古田選手も番組中訴えていました。
なにしろ現状のドラフト、FA制度では、プロ野球の各チームの戦力均衡ではなくて、巨人軍の最強にする為の制度なわけですから。
この事実を端的に裏付けているのが、あの有名な長嶋茂雄氏の後楽園球場のマウンド上で行った引退宣言の言葉です。
“我が巨人軍は、永遠に不滅です” |
そうです、ナベツネ氏一派は、巨人軍だけが不滅であることを企て続けてきたのです。
その為に、パリーグが、米大リーグで好評のインターリーグ(公式戦中での、セリーグとパリーグの各チームによる交流試合)を願っても拒否し、近鉄球団が赤字解消の一手として、球団の命名権の売買を願い出ても却下してきたのです。
ところが、田原氏始めこんな判りきった点を、番組中、はっきりと糾弾する人はいませんでした。
その上、田原氏は、番組の最後で、“最大の収穫は現役の選手がテレビの番組に出て云える時代になった”とトンチンカンな発言をしました。
古田氏が堂々とテレビで発言したのは、時代がさせたのではなくて、古田氏ご自身が立派だったからです。
現に、数年前までは、西鉄ライオンズの監督を務めていた東尾修(元投手)氏は、1リーグ制賛成の西武のオーナー堤氏の操り人形的な次のような発言をしていました。
1 | パリーグを存続しようにも、選手は皆セリーグへ行ってします。 |
2 | 2リーグ制は、オールスターが売り物と云っても、セ・パの対抗意識などは、ベンチの雰囲気から感じられない。 |
第1の問題点は、ドラフト制、FA制度の改善が待たれているので、プロ野球の真の発展を願うなら、この点を彼は強く訴えるべきです。
でも、訴えていません。
第2の問題は、それこそ彼は数年前までオールスターの監督などで、そのベンチにいたのですから、率先してそのような覇気のない選手達を諭すべきだったのです。
そして、このオールスターに臨む選手達の心構えの変化は、それこそ時代の悪い意味での変化です。
即ち、選ばれた選手達の念頭には「オールスターゲームを楽しもう」があるのです。
この件は、2000年のオールスターゲーム後に書いた拙文《私は、千葉すずさんよりも、古橋氏を支持します》の一部を次に抜粋足します。
先日のプロ野球のオールスター戦で、連敗中のパリーグの王監督は、“なんとしても勝ちに行く。”と語っていましたが、第2戦でロッテの小林(雅)という投手は、1イニング被安打9、失点7の不名誉な球宴新記録を作ってしまったりで、結局はパリーグはセリーグに対して8連敗してしまいました。 ところが、このとんでもない記録を打ち立てた小林(雅)投手は、「楽しんで頂けたんじゃないですか?お祭なんで真っすぐだけでいこうと思った」との語っていました。 とんでもない投手だと思いませんか? オールスター戦に対しては、いつもは見られない選手同士の真剣勝負の対決をファンは渇望しているのではないでしょうか? 小林(雅)投手なんて、私は初めて聞いた名前ですし、その投手がどれほどの真っすぐを投げるのか知りません。 西武の松坂投手ならいざ知らず、小林投手の真っ直ぐ勝負など誰が楽しむのでしょう! 王監督の思い通りにパリーグが勝ってこそ盛り上がるのではないのですか? 勿論、小林投手の本心は、全力を尽くしてセの各打者に立ち向かったのに、打ち込まれて悔しさ一杯、恥ずかしさ一杯を、隠しての談話だったのかもしれませんが。…… |
今年の米大リーグのオールスターに選ばれた松井秀喜選手は、「オールスターを楽しむ」という言葉を否定しました。
そして、彼は
“「野球は戦いだ!」と公言する300勝投手のR・クレメンスを最も尊敬する” |
と語っています。
更に、古田選手は(2リーグ制でこそ可能な)
“日本シリーズこそは他の試合では絶対味わえない独特な雰囲気を味わうことが出来る” |
と語っていました。
東尾元投手も、又、然りな筈です。
でも、東尾氏は、“成る程そうだ!日本シリーズで投げることは投手冥利に尽きる”とは発言しませんでした。
ところが、堀江氏の次の発言には、いきり立って怒鳴りつけていました。
堀江氏談
パリーグは一度みんなガラガラポンして、5球団オークションにかけて、欲しい奴は手を挙げろと云ったら、みんな手を挙げると思います。 |
東尾氏怒る!
おいおいそんな無茶云うなよ、パリーグバカにしているのかよ。 オークション掛けられてたまるかよ! もう少し大事にしろよ! |
東尾氏は“パリーグバカにしているのかよ”と云うのでしたら、堤氏の御機嫌ばかり伺わず、パリーグ存続の為に古田氏と共闘すべきではありませんか?
私はこの東尾氏や、三宅氏のように、自分より弱い相手に対して大声で喚き倒す人達を尊敬することは出来ません。
東尾氏に勇気があるなら、古田氏の思い(東尾氏も同じと存じます)を堤氏にぶっつけて欲しいものです。
そして、三宅氏が勇気ある政治評論家なら、そして、盟友のナベツネ氏も勇気あるジャーナリストなら、「民主党の石井紘基・衆議院議員の刺殺事件」の真相を解明して欲しいものです。
米経済誌『フォーブス』アジア太平洋支局長のB・フルフォード氏は、次なる前書きで始まる『泥棒国家の完成(光文社発行)』の中で、後掲のように「石井紘基議員の刺殺事件」の疑惑を提示しています。
…… 現在の日本は、人類史上類をみない「泥棒国家」(クレプトクラシー)である。民主主義国家ではありえないとされる一部の特権階級によるオリガーキー(寡頭政治)が行われている国であり、本当の意味での国民の代表者が政治を行っていない。 彼ら、すなわち、政治家、官僚、ゾンビ企業、ヤクザらが、あなたが毎日一生懸命働いてつくりだした富を、手を替え品を替えて奪っているのである。これは、まさに国家による収奪である。 おそらく、共産主義末期の東側諸国でもこれほど酷いことはなかったであろう。結局、20世紀の末になって、こうした社会主義システムはいっせいに滅んだ。しかし、この東洋の島国でだけは、歴史の潮流から離れて、21世紀になってもなお生き続けているのである。 |
「石井紘基議員の刺殺事件」の疑惑
民主党の石井紘基・衆議院議員の刺殺事件は、いまだにその背景がうやむやにされている事件である。個人的な恨みか、あるいは政治的なテロなのか? 故・石井紘基は、不正に対して一貫して厳しい姿勢を貫いた議員だった。道路公団改革、特殊法人改革に積極的に取り組み、「税金のムダ遣いは絶対に許さない」と、「政・官・業・ヤクザ」コントロール連合の支配を崩すために、国政調査権を行使して不正の追及に全力で取り組んでいた。しかし、その途上、いとも簡単に殺されてしまったのだ。事件後すぐ犯人が自首し、「金銭でのトラブル」が動機と告白したが、それを信じている者は少ない。 なぜなら、石井は「いままで解けなかった日本病の正体が見えました」という手紙を、殺される前に日本の報道機関に送っていたからだ。そして、彼は段ボール63箱分にのぼる彪大な資料を残していたのである。 それなのに、民主党はいまだになんのアクションも起こしていない。…… 当時、寉見芳浩・ニューヨーク市立大教授は、『日刊ゲンダイ』紙上のコラムに次のような一文を書いている。 民主党の石井紘基議員の非業の死について、米国の指導的メディアは国粋右翼による政治的暗殺だと的確に報じた。「借金を断られて」という私怨の口実は見え見えの偽証だった。また石井暗殺は、1960年10月、同じ行動右翼による社会党の浅沼稲次郎委員長の暗殺に始まる戦後から今日までの国粋右翼による民主リベラルの政治家の暗殺の系譜の一環だとの解説だった。 |
尚、日刊ゲンダイのホームページ(2002年10月31日 掲載)には、この寉見氏の全文が掲載されていますので、この続きも、引用させて頂きます。
(http://www.gendai.net/contents.asp?c=022&id=155)
従って、米国各界の日本通にとっては、石井暗殺で、「議員の暗殺で政治活動を止めるとは全身に怒りをおぼえる」との小泉首相談は、「白々しい」としか受け取られない。首相が本当に怒りを感じているのなら、遅まきながらも民主党と協力して議員や官僚の「ザル法でないあっせん収賄罪」を確立するのと同時に、自民党員や官僚、特に司法官僚と組織暴力団や国粋右翼グループとの近すぎる関係を清算すべきである。 石井暗殺は、日本が非民主的な法痴国の証とされている。主権在民の民主国では国民の基本的人権と裁判官の独立性(良心と憲法にのみ忠実に審理して、時の政官産の権力との癒着を避ける)を保障した憲法が主人公である。しかし、日本では、この憲法を無視する最高裁判事以下の司法腐敗によって、与党政治家と官僚が主人公なのである。石井暗殺も「狂った個人の蛮行」として、早々と処理される。 |
三宅氏よ、真相解明まで行かずとも、寉見氏に対峙して、この寉見氏の見解にキチンと反論して欲しいものです。
(補足)
8月3日の朝日新聞には次の記事が載っています。
7月の巨人戦ナイター中継の平均視聴率(関東地区)が11・0%となり、記録の残る89年以来、7月としては最低だったことがビデオリサーチの調べで分かった。月間平均の最低記録は昨年9月の9・8%だが、激しいペナント争いを展開している中盤としては異例の低さ。関西地区の7月平均視聴率は7・4%とさらに低かった。 関東地区では24日の対横浜戦(TBS)が8・0%で最も低かったほか、23日の対横浜戦(同)が8・8%、1日の阪神戦(日本テレビ)も9・4%など1ケタ台が5試合あった。28日の広島戦(同)は9・5%で、同時間帯のサッカー・アジア杯、日本対イラン戦(テレビ朝日)の13・9%を下回った。 …… |
こんな低視聴率の巨人戦にテレビ局は、放映料としていつまでも1億円も支払うでしょうか?
早晩、江本氏の発言中にあったロッテの1試合当たりの放映料1000万円位に落ちて行くのではありませんか?
従って、坂井氏の次なる発言にも合点が行くのです。
一番危機感を抱いているの渡辺さん、視聴率がこんなにも下がって、巨人は他にぶら下がるところがない。 (他チームは、未だ、巨人にぶら下がるメリットはある) |
そこで、日本のプロ野球の発展よりも、巨人軍の永遠性、否!それよりも、読売新聞の購読者数の増大の為に、ニューヨークのヤンキースタジアムの外野壁(ライト側)に、鮮やかなオレンジ色の読売新聞の広告を出し、何とか、巨人軍のみは、ヤンキースに、大リーグにぶら下がろうとナベツネ氏は画策しているようでもあります。
ですから、こんなナベツネ氏に辟易する私は、熱心に我が家を訪れ、読売新聞の購読を勧められる拡販員の方々に、元巨人軍の広岡達郎氏同様に、“ナベツネ氏が退任されたら、読売新聞を購読しましょう。それまでは、ご勘弁下さい。”と告げ、大変苦労しながら、お引き取り願っているのです。
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